2008年07月26日
落書き
ネタ不足解消もかねて・・・、
落書きをまた書いてみる事にしました
小説っぽく書きたいところですが、
なにせド素人のうえ、知識&学力も無しの私ですので
ホントただの落書きです!
それでも、その辺をご了承ご理解頂ける、
心の広い方がいらっしゃいましたら、
御一読頂ければ幸いですm(__)m
第3話
落書きをまた書いてみる事にしました
小説っぽく書きたいところですが、
なにせド素人のうえ、知識&学力も無しの私ですので
ホントただの落書きです!
それでも、その辺をご了承ご理解頂ける、
心の広い方がいらっしゃいましたら、
御一読頂ければ幸いですm(__)m
第3話
翌朝、目が覚めるとチャトラの姿は見当たらなかった。
「おはよう。チャトラは?」
開口一番、先に起きていた由美と子供達に問い掛けた。
しかし、妻と子供達が起きた時には既に姿は無く、
子供達が近くを探してみたが、居ないのだと言う。
「俺達だって今日帰るんだ、
チャトラも分かって先に自分の家に帰ったんだろう」
どことなく暗く沈んでいる妻と子供達に、
私なりの精一杯の気休めを言ってはみせたが、
内心、そんな私もどこか寂しさを感じていた。
子供達の楽しげな笑顔、妻の悪戯な笑顔。
忘れかけていた家族との楽しい時間を思い出しては、
痛みに似た切なさが込み上げた。
じっとしていられなかった。
「よし、そうだ! チャトラ探しもかねて、
皆で朝飯前の散歩でもするか」
決してチャトラを探し出すのが目的では無かったが、
ただとにかく、家族全員で何かをしたかった。
「珍しいこと言い出すわね。でも確かに良いかも!」
「カナも行く~! ダイチも!」
最近の私からは想像も出来ない意外な提案に、
妻の由美を筆頭に子供達までもが、少々、驚いてはいたが、
皆、喜んで賛成してくれた。
朝のキャンプ場の散歩は清々しく、
まだ少し冷たい風がたまらなく心地良かった。
そのせいもあったのか、私達はキャンプ場の
出口付近にある管理棟まで、あっというまに
たどり着いてしまった。
(そろそろ、戻るか・・・)
子供達にその事を告げようとしていると、
丁度、朝の見回りに出るところだったのだろう、
棟から管理人のおじいさんが出てきた。
「おはようございます」
「おはようございます~」
管理人さんの朗らかな挨拶に、私達家族も皆それぞれ、
挨拶を返した。
そして次の瞬間には、子供達が質問を繰り返していた。
「ねぇ、管理人さん。猫見なかった?」
と、ダイチが聞いたかと思えば、今度はカナが、
「あのね、茶色でトラみたいな模様の猫で、
チャトラって名前なの。知らない?」
おおごとにしたくなかった私は、話題を誤魔化そうと
咄嗟に会話に割って入った。
「いやぁ別に、ウチのペットじゃないんですよ、
昨夜、たまたま見かけた猫ってだけでして・・・」
そして私は、その後にこう告げるつもりだった。
(今日は居ないのかなぁ程度の事なんですよ)と、
しかし、その言葉は管理人さんの予想外の反応に
口に出す事は出来なかった。
つづく
注)フィクションです。
「おはよう。チャトラは?」
開口一番、先に起きていた由美と子供達に問い掛けた。
しかし、妻と子供達が起きた時には既に姿は無く、
子供達が近くを探してみたが、居ないのだと言う。
「俺達だって今日帰るんだ、
チャトラも分かって先に自分の家に帰ったんだろう」
どことなく暗く沈んでいる妻と子供達に、
私なりの精一杯の気休めを言ってはみせたが、
内心、そんな私もどこか寂しさを感じていた。
子供達の楽しげな笑顔、妻の悪戯な笑顔。
忘れかけていた家族との楽しい時間を思い出しては、
痛みに似た切なさが込み上げた。
じっとしていられなかった。
「よし、そうだ! チャトラ探しもかねて、
皆で朝飯前の散歩でもするか」
決してチャトラを探し出すのが目的では無かったが、
ただとにかく、家族全員で何かをしたかった。
「珍しいこと言い出すわね。でも確かに良いかも!」
「カナも行く~! ダイチも!」
最近の私からは想像も出来ない意外な提案に、
妻の由美を筆頭に子供達までもが、少々、驚いてはいたが、
皆、喜んで賛成してくれた。
朝のキャンプ場の散歩は清々しく、
まだ少し冷たい風がたまらなく心地良かった。
そのせいもあったのか、私達はキャンプ場の
出口付近にある管理棟まで、あっというまに
たどり着いてしまった。
(そろそろ、戻るか・・・)
子供達にその事を告げようとしていると、
丁度、朝の見回りに出るところだったのだろう、
棟から管理人のおじいさんが出てきた。
「おはようございます」
「おはようございます~」
管理人さんの朗らかな挨拶に、私達家族も皆それぞれ、
挨拶を返した。
そして次の瞬間には、子供達が質問を繰り返していた。
「ねぇ、管理人さん。猫見なかった?」
と、ダイチが聞いたかと思えば、今度はカナが、
「あのね、茶色でトラみたいな模様の猫で、
チャトラって名前なの。知らない?」
おおごとにしたくなかった私は、話題を誤魔化そうと
咄嗟に会話に割って入った。
「いやぁ別に、ウチのペットじゃないんですよ、
昨夜、たまたま見かけた猫ってだけでして・・・」
そして私は、その後にこう告げるつもりだった。
(今日は居ないのかなぁ程度の事なんですよ)と、
しかし、その言葉は管理人さんの予想外の反応に
口に出す事は出来なかった。
つづく
注)フィクションです。
Posted by ミモン at 09:49│Comments(0)
│チャトラ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。